自社畑産の6種類のりんごに、洋梨をブレンド。明るいレモンイエロー。りんご、パイナップル系の甘いエステルの香り。スワリングすると爽やかな柑橘の香りや、少しビターな和柑橘(八朔や甘夏)のような香りも感じます。ほのかな甘み、酸と苦みのバランスがよい、大人の味わいのシードルに仕上がっています。瓶内二次発酵。 より気軽に楽しんでいただける330mlボトルです。 果実酒 発泡性 辛口 原材料：りんご（ふじ、王林、シナノゴールド、グラニースミス、ピンクレディ、紅玉：松川町産）、洋梨（ルレクチェ：松川町産） ／ 酸化防止剤（亜硫酸塩） 収穫年：2021年 アルコール度数：7% 内容量：330ml ＝＝＝＝＝ テクニカルデータ ＝＝＝＝＝ 【栽培】 樹齢50年超のふじから樹齢5年のグラニースミスまでさまざま。自社畑及び松川町内の農家が栽培。品種によって最適な栽培方法を選択しています。昔ながらの喬木（きょうぼく・大型樹）栽培から最新の新矮化（わいか・小型樹）栽培まで行っています。王林はシードル専用に作っているために、摘果などの作業を行わずに、小さな果実になるように作っています。小さな果実は相対的に果皮の部分が多くなり、味わいや香りに良い結果を与えてくれます。 【醸造】 水を張ったステンレスの桶の中で軽くリンゴを水洗いし、同時に最終選果を行います。その後、リンゴをクラッシャーに入れ、細かく破砕します。破砕されたリンゴをポリエチレン製のメッシュの袋に20㎏ずつ詰めます。それを垂直型バスケットプレスにて搾汁します。搾汁された果汁に酵素を加えて、一晩静置し、デブルバージュ（果汁清澄）を行います。きれいな果汁にノンサッカロマイセス酵母を添加し、香りと味わいの複雑さを引き出すために72時間発酵します。その後に香りの複雑性の出やすい白ワイン用酵母を添加し、低温（6～10℃）にしてゆっくり発酵を進めていきました。適宜、発酵助剤を添加しています。MLFは行っていません。澱引きと10μのペーパーフィルターにてろ過を行い、瓶詰を行いました。亜硫酸塩は壜詰め時にわずかに入れています。 【データ】 [畑の所在地] 長野県下伊那郡松川町　自社畑及び近隣農家畑　標高720ｍ [栽培方法] 品種により異なる [形状、地質] 東向きの緩斜面　多腐食質普通非アロフェン質黒ボク土 13万年前～1万2千年前の頃に、河川によって土砂が堆積して形成された土地である。同時に火山灰が降り積もってつくられた土壌である [品種構成] ふじ 46％、王林 22％、ピンクレディ 13％、シナノゴールド 9％、グラニースミス 3％、紅玉 1％、ルレクチェ6％ [樹齢] 3～50年超 [収穫日] 2021年11月 [発酵前処理] 洗浄、破砕、搾汁 [一次発酵] ステンレスタンク発酵 [二次発酵] 壜内二次発酵 [酵母] Alpha、Delta [補糖] 壜詰め時に壜内二次発酵用に8ｇ/Lのブドウ糖を添加 [補酸] なし [MLF] なし [清澄剤] Vegecoll（ポテトタンパク） [熟成方法] ステンレスタンク熟成 [フィルター] あり（10μ） [瓶詰日] 2022年3月1日 [生産本数] 5,242本 [酸化防止剤] ピロ亜硫酸カリウム（壜詰時：50ppm） [相性のよい料理] 豚の角煮、寿司、餃子、ガレット [飲み頃] 2022年～2027年