



20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
紗 [うすぎぬ]。薄く透きとおった絹織物を表すこの名前には、艶やかさや上品さ、柔らかみのある、ふわっと体を優しく包むようなシードルをつくりたいという私たちの想いを込めました。
自社畑産の30 種類の醸造用りんごをブレンド。色合いはストローイエロー。りんご、パイナップル系の甘いエステルと、シャルドネのようなフローラルな香り。ほのかな甘み、爽やかな酸味と苦みのバランスが心地よい、これまでのシードルとはひと味異なる個性のシードルに仕上がりました。オーク樽熟成。瓶内二次発酵。
果実酒 発泡性 辛口
原材料名:りんご(松川町産) / 酸化防止剤(亜硫酸塩)
ぶどう品種:醸造用品種 30 種
収穫年:2021年
内容量:330ml
アルコール分:6%
===== テクニカルデータ =====
【栽培】
松川町の自社畑にて栽培。酸の多い品種からビタースイートな味わいの品種まで栽培を試みており、この地や私たちのシードルにどの品種が適するかを探っている状態です。今のところ、矮化栽培で慣行農法にて栽培をしています。今後は、品種選定や栽培方法の変更なども行っていきます。
【醸造】
水を張ったステンレスの桶の中で軽くリンゴを水洗いし、同時に最終選果を行います。その後、リンゴをクラッシャーに入れ、細かく破砕します。破砕されたリンゴをポリエチレン製のメッシュの袋に20㎏ずつ詰めます。それを垂直型バスケットプレスにて搾汁します。搾汁された果汁に酵素を加えて、一晩静置し、デブルバージュ(果汁清澄)を行います。その後に香りの複雑性の出やすいシードル専用酵母を添加し、低温(6~10℃)にしてゆっくり発酵を進めていきました。適宜、発酵助剤を添加しています。MLFは行っていません。オーク樽にて8か月熟成しました。澱引きと10μのペーパーフィルターにてろ過を行い、瓶詰を行いました。亜硫酸塩は壜詰め時に50ppm入れています。
【データ】
[畑の所在地] 長野県下伊那郡松川町 自社畑 標高720m
[栽培方法] 矮化栽培
[形状、地質]東向きの緩斜面 多腐食質普通非アロフェン質黒ボク土
13万年前~1万2千年前の頃に、河川によって土砂が堆積して形成された土地である。同時に火山灰が降り積もってつくられた土壌である
[品種構成] 醸造用品種30種
[樹齢] 3~4年
[収穫日] 2021年8~9月
[発酵前処理] 洗浄、破砕、搾汁
[一次発酵] ステンレスタンク発酵
[二次発酵] 壜内二次発酵
[酵母] TF-6
[補糖] 壜詰め時:壜内二次発酵用に8g/Lのブドウ糖を添加
[補酸] なし
[MLF] なし
[清澄剤] Vegecoll(ポテトタンパク)
[熟成方法] オーク樽熟成
[フィルター] なし
[瓶詰日] 2022年6月5日
[生産本数] 519本
[酸化防止剤] ピロ亜硫酸カリウム(搾汁時:50ppm)
[相性のよい料理] ガレット
[飲み頃] 2022年~2027年